人はなぜスターバックスの行列に並ぶのか?
朝の通勤途中にスターバックスのコーヒーを買い求める人の行列を見たことはありませんか?
朝の1分は夜の1分とは違いとても貴重なもののはずです。
しかしなぜその貴重な時間を費やしてまで1杯のコーヒーのために行列に並ぶのでしょうか。
そこには複雑な消費者心理が潜んでいるはずです。
その心理に迫ります。
自分を着飾るため
まずはこれです。
スタバのコーヒーとはスーツでありドレスである!
朝コーヒーを飲むと眠気が覚めシャキッとした気持ちになり、プライベートモードから仕事モードへスイッチが切り替わりますよね。
スタバの行列に並ぶ人もおそらく一義的には気持ちを切り替えるためにコーヒーを飲もうとしているはずです。
しかし、真の狙いはスタバのブランド力であり、ブランド力のあるコーヒーを飲んで自分を着飾ることにあるのではないでしょうか。
もちろんスタバのコーヒーは美味しいですから純粋においしいコーヒーが飲みたいという気持ちもあるでしょうが、それだけでは行列に並ぶ理由としては弱いです。
やはりコーヒーをスーツのように捉えて、より魅力的で有名なコーヒーを飲み自分をドレスアップして自らのやる気を引き出す。
そして周りの目にもかっこよく仕事ができそうなビジネスマンorビジネスウーマンに映るようにという心理が働いているのではないでしょうか。
非合理的な行動
朝の忙しい時間にスタバの行列に並ぶのは合理的な行動とは言えません。
しかし、人は合理性だけでは動かないものですよね。
これはまさに行動経済学の世界です。
合理性だけを優先するならばコーヒーは自宅or職場にあるコーヒー やセブンイレブンなどのコンビニで買えるコーヒーでもいいはずです。
しかし消費者心理はそんなに単純ではないんですね。
ではスタバの行列を選ぶ人と並らばなくても飲めるコーヒーを選ぶ人。
この両者の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは時間に対する意識の差です。
例えばTOEICで800点を取るために1分でも1秒でも無駄にせず勉強時間を確保したいと考えている人がいたら間違いなく行列には並ばないでしょう。
行列に並ぶ人のすべてを否定しているわけではありませんが、時間にどれだけの価値を見出しているか否かによって人の行動は決まってくると言えます。
とはいえ美味しいコーヒーは活力の源だからできる限り美味しいコーヒーが飲みたいんだよっ!という方も多いはず。
そんな方にはご自宅でも職場でも利用可能なコーヒーマシンをお勧めします。
私もコーヒーは大好きでUCCも大好きなので、会社近くの上島珈琲店によく通っていますよ。
特に黒糖ミルク珈琲は何度でも飲みたくなる逸品ですね。
意識して行動することの大切さ
人間は元々安きに流れるようにできていて目の前の欲望にはめっぽう弱くできています。
なのでそれを自然と制御できるような明確な目標や目的意識がないと非合理的な行動を選択してしまう可能性が高まります。
一昔前はそれが人間らしくていいところなんだよという意見も通用しましたが、AI全盛の今の時代には通用しません。
やはり日々意識的に合理的な行動を取り、それを積み重ねていくことが大切なんだと思います。